いのちのはじまり の 物語
おはようございます。
自然出産コンサルタント の
森 麻紀子です。
今日は、『いのちのはじまり の 物語』を、
お届けします。
あなたは、
『いのち』が、どこから来て、
どんなふうに始まるのか
知っていますか?
だいたい5歳くらいになると、
「ぼく(わたし)って、どこから来たの?」と
70%の子が聞きたがる、と言われています。
そのときは、
今からお伝えすることを参考に、お子さんの目を見て、
優しく語ってあげてくださいね。
それだけで、
子どもの 『自己肯定感』 が、あがる
と言われています。
子どもは、
自分が、どこから来たのか、
自分なりに わかると、
とても安心します。
さて。
『いのち』は、どこから来るのでしょうか?
『いのち』は、どんなふうに始まるのでしょうか?
『いのち』は、たった1個の細胞から
『いのち』は、
たった1個の細胞から、始まります。
その 細胞 のことを、
『赤ちゃんのモトになる卵』と呼んでみましょう。
『赤ちゃんのモトになる卵』 のことを、
受精卵(じゅせいらん)と呼びます。
赤ちゃんのモトは、なにからできる?
あなたは、『赤ちゃんのモトになる卵』 が、
『①お父さんからの卵』 と、
『②お母さんからの卵』 から、できる。
ということは、知っていますか?
そして、
『①お父さんからの卵』 は、精子(せいし)、
『②お母さんからの卵』 は、卵子(らんし)と、呼びます。
赤ちゃんのモトができるまで
およそ300kmの旅をします。
また、
卵子ちゃんは、
『卵巣(らんそう)』という袋にいて、その中から、
一番元気な子が、1か月に1回、
ポーンと 飛び出してきます。
飛び出した 卵子ちゃん は、
手を広げたような形をしている
『卵管采(らんかんさい)』で、
キャッチされます。
精子くんもまた、
『卵管采(らんかんさい)』の近くまで、
がんばって泳いでいきます。
そして、精子くん と 卵子ちゃん が、うまく会えたら、
『赤ちゃんのモトになる卵』 つまり、受精卵になります。
ここから、『いのち』が 始まります。
その後、受精卵は、
約10cmの『卵管(らんかん)』という管の中を
コロコロ転がりながら、
ついに、
『子宮(しきゅう)』という、
赤ちゃんが育つ部屋に、たどりつきます。
どこに くっつくと、居心地がいいかな~
なんて、考えるのでしょうか。
しばらく、プカプカと、
子宮の中を ただよった後、
子宮の壁に、しっかり しがみつきます。
子宮の壁に、しっかり しがみつくことを、
『着床(ちゃくしょう)』と、言います。
ここで、ついに、
『妊娠(にんしん)』が成立します。
受精卵になってから、
13日間かかると言われています。
妊娠した時だけ作られる
hCG(絨毛性性腺刺激ホルモン)は、
着床後、3日で陽性反応が出始めるそうです。
早い人は、
すでにつわり等の妊娠の兆候を感じる方も
いるようです。
妊娠検査薬も、
このhCGが分泌されているかどうかを判定します。
妊娠が成立するまでにも、たくさんの奇跡の連続でした。
妊娠中も、そして、出産も、たくさんの奇跡の連続です。
生まれてきた子には、ぜひ、
「生まれてきてくれて ありがとう」と
伝えましょう。
何度も、何度も、伝えましょう。
生きているって、すばらしい。
ヒトは、みな、100%死ぬけれど、いま、私たちは、生きている。
ぜひ、「いま」を生きましょう。