いいお産は自分でつくる!

初めて妊娠したときに読むブログ

妊婦健診は14回

おはようございます。

自然出産コンサルタント の

森 麻紀子です。

 

 

前回は、『母子健康手帳』の交付について、

お伝えしました。
そして、その時に『妊婦健康診査費助成券』が

配布されるということでしたね。

 

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今日は、『妊婦健診』について、

お伝えしましょう。


男女雇用機会均等法第12条 では、
会社に申し出れば、勤務時間内に

妊婦健診を受診するための時間を
とることができることが、

定められています。
働いていても、

妊婦健診を受ける権利がある

ということです。
お近くの都道府県労働局雇用均等部(室)に、

相談窓口があるので、
困ったときは相談してくださいね。

 

妊婦健診は何のために?


妊娠している間に、産婦人科で、受診する

『妊婦健診』は、およそ14回。

 

すこやかな妊娠・出産のために、

妊婦さんの健康ぐあいや、
お腹の赤ちゃんの育ちぐあいをみるため、

身体測定や血液・血圧・尿などの検査をします。

 

貧血、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病などは、

お腹の赤ちゃんの発育に影響したり、
母体の健康を損なうことがありますが、

定期的に、妊婦健診を受けることで、
胎児や母体の状態が、あらかじめわかっていたら、

予防したり、対策をたてたりして、
リスクを回避するために、できることが増えます。

 

健診へ行くときの服装は?

内診に備えて、タイトスカートやパンツより、

ふんわり広がるスカートがオススメです。
長すぎるスカートは、布を腰まで、

たくしあげるので、大変かもしれません。
わたしは、長めのチュニック&パンツ 

というスタイルも、動きやすくて好きでした。

 

健診費用について


妊娠は、病気ではありませんから、

保険診療がききませんが、その代わりに使えるのが
『妊婦健康診査費助成券』です。

 

助成券は、5000円分×2枚、12000円分×1枚、などと、
だいたい、使いやすいようになっているので、

安心してください。
清算のときに「今日は、コレを使うといいよ」

というようなことを言ってもらえるでしょう。
助成券の額を超えた場合は、実費清算します。

少し多めに用意した方がいいかもしれません。

 

健診のタイミングは?

健診のタイミングは、妊娠の週数で

決まっています。

 

妊娠週数の数え方も、

学びましょう。

 

①妊娠初期~23週まで

妊娠初期~23週までは、

4週間に1回の割合で受診します。
この時期は、超音波検査のほか、

血液検査、子宮頸がん検診、

性器クラミジアの検査など、
検査が多いので、金額が高い日もあります。

高額の助成券で対応しましょう。

 

②妊娠24週~35週まで

妊娠24週~35週までは、

2週間に1回の割合で受診します。
母体の状態、子宮の大きさや、

胎児の大きさなどの測定のほか、
大きくなってきたおなかでの

生活のアドバイスをもらったり、
マイナートラブルがある場合は、

相談をしましょう。

 

マイナートラブルとは、

「病気」というほどでもないけど、

不快な症状(かゆみ、痛みなど)が
ある状態を指しています。

 

③妊娠36週~出産まで


妊娠36週~出産までは、

1週間に1回の割合で受診します。
この期間のことを、”臨月”ということも、

あるようです。

 

妊娠37週0日から41週6日での出産は、

一般的に、

母体にも赤ちゃんにも負担の少ない出産ですから、

早すぎず、でも、遅すぎず、生まれてくるように、

この時期になると、
積極的に、身体を動かしましょう。
階段の昇降運動が効くこともあります。
スクワットをして、多少、おなかが張っても、

この時期なら、そんなに神経質になることは
ありません。
身体が、陣痛の練習をしている と

受け止めましょう。

 

たった12センチの産道を、

12時間かけて、3回も回旋して、

この世に生まれてくる赤ちゃん。
ちょっと痛みがきたくらいで、

あわてることは、ありません。


早すぎるといけない理由は、

胎児の身体ができあがっていないから。


遅すぎるといけない理由は、

胎盤の機能が低下するから。

 

胎児は、胎盤を通して、栄養も
酸素も、もらっています。

でも、胎盤にも、寿命があります。

予定日前後には生まれるといいですね。


健診に行くと、次回の健診の予約や、

この先のスケジュールについて、
教えてもらえます。
里帰り出産の予定の方は、早めに相談しましょう。
また、聞けなかったら、積極的に聞きましょう。

 

特に、初期の健診は、月1回ですから、

疑問や不安を残したまま帰宅すると、
その後、1カ月もの間が、とても長く感じられます。
事前に、聞きたいことをまとめておくと

いいかもしれませんね。
ちょっとしたことなら、待合室から、

なか待合室に入ったときに、居合わせた看護師さんに
聞けるかもしれません。

 

わたしは、「超音波検査しますね」と

言われたときが、聞きやすかったです。
わたしが、おなかを出すと、

看護師さんがゼリーを塗ってくれます。
その間、ドクターは、

機械の準備をされていることが多いですが、

耳はあいているので、
快く答えてもらえたような気がします。

 

健診、楽しんで くださいね。