いいお産は自分でつくる!

初めて妊娠したときに読むブログ

自然出産とは

こんにちは!
自然出産コンサルタント
森 麻紀子です。

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自然出産(自然分娩)とは、
 自然の陣痛発来を待ち、
 麻酔・陣痛誘発・帝王切開
 吸引分娩・鉗子分娩などの
 医療処置を行わずに、
 経膣分娩を行うこと を
指します。


お産は、痛くて、
つらいだけではなく
実は、
「気持ちの良い」ことです。
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ツルンと安産で
第1子を産んだ私は
産んだ瞬間に、
「あー、またすぐ産みたい!」と
思いました。

それから、
女に生まれてきて良かったあ
とも、思いました。
ずーっと、
「男に生まれたかった」
と、思っていたのに。

女性にとって、出産は、
その後の人生や
母子関係に影響する
とても重要な体験です。

喜びを感じられるお産をしたら、
また子どもが欲しくなります。
そして、2人産み、
3人産む頃には
お産も、育児も、
楽しむ余裕ができるママが
多いようです。

3人、4人、5人
産んだ女性たちは
口をそろえて、
こう言います。

「一人育児だったころが、
一番大変だった」と。


わたしは、あなたにも、
ご自分の身体で、
陣痛を感じて、
赤ちゃんの
生まれてくる力を信じて、
気持ち良いお産を
してもらいたい

と、思っています。


ただ、
医療介入のおかげで、
周産期死亡率は低下し、
未熟児の生育率は
向上しました。

いざという時は、
適切な医療介入を
してもらえる体制を
確保した上で、
あなたの望む環境で、
出産ができると
いいな、と思います。


医療が発達したおかげで
救える命が増えたことは
事実です。

ただ、
近年、どちらかというと、
妊産婦の気持ちに、
寄り添うことなく、
安全性を最優先し、
医療の介入を
過剰にしがちだった
かもしれません。

このとき、
妊産婦の気持ちは、
置き去りにされ、
医療介入により
つらい思いをした体験が
トラウマになり、
結果として、
子育ての初期に、
母子関係を
うまく築けず、
育児を困難と感じる
ママもいます。


もちろん
『自然出産』に近い形で
出産ができたら、
言うことないのですが、
もし、
医療介入が必要な時は、
妊産婦の気持ちに
寄り添ってくれる方が
ひとりでも
そばにいてくれることを
願ってやみません。

助産院では、
医療介入ができませんから、
『自然出産』になる
可能性が高いのは
事実です。

でも、わたしは、
たとえ病院でも、
『自然出産』はできる、と
思っています。

ただ、
『自然出産』に、
こだわりすぎて、
赤ちゃんや母体を、
命の危険にさらす
ようなことが
あっては、いけません。

正しい知識と、
適切な判断で、
すべての妊婦さんが
あなたにとっての
『いいお産』が
できることを、
願ってやみません。


ここ数年、
『自然出産』ということが
声高に叫ばれてきました。

ただ、わたしは、まず、
『わたしたちは、
ヒトである前に、
動物である』という
ことを、思い出しては?
と、考えています。


安産で有名な犬。
助産犬が見守ることは
ありません。
パートナーがそばに
いることも、ありません。

ライオンだって、馬だって、
母は、ひとりで産むし、
子どもは、生まれてすぐ
自分で乳を探り当てます。


ということは、
わたしたちが、
本能を思い出せたら、
助産師さんがいなくても
ドクターがいなくても
産める ということに
なりませんか?

事実、
60年くらい前は、
陣痛が来るまで、
普通に働き、
陣痛が来たら、自宅で
産んでいました。
わたしの祖母も
夫の祖母も
自宅で産んだ
と言います。

不便だった分、
よく身体を動かしたでしょう。
何人も子どもを産んでいた
ことを考えても、
ツルンと安産だったでしょう。
自宅に、お産婆さんが
かけつけてくれただけで
産めていたのですから。


そう考えると、いま、
『自然出産』したい人が、
考えるべきことは、
生命力あふれる赤ちゃんを
おなかで育てること
 と、
『自然出産』できる身体づくり
です。
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現代の暮らしは、
かなり便利です。

指一本で、お湯が沸くし、
料理が温められるし、
部屋掃除はロボットが
してくれます。

でも、
どんなに暮らしが
変わっても、
『お産』は、
変わりません。

使う筋肉も、
赤ちゃんが通る道も
変わりません。
陣痛の強さも、
命を落とすかもしれないことも
変わりません。


ひとつ言えることは、
『自然出産』を体験したら、
世界が違って見えてくるかも
しれない、ということ。

本能で、
何が、大事なことで、
何が、こだわらなくてもいいかが
わかってくるかもしれない、
ということ。

そして、
もっと豊かな感性で
日々を送れるように
なるかもしれません。

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