いいお産は自分でつくる!

初めて妊娠したときに読むブログ

自然出産をすると決意する (後編)

おはようございます。

自然出産コンサルタント
森 麻紀子です。

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当ブログは、『いいお産は 自分でつくる!』
というタイトルです。


そして、今日のテーマは、
『自然出産をする と 決意する(後編)』です。


『自然出産をする と 決意する(前編)』では、


現代は、
『自然出産』が、『自然』には
できなくなっている時代だ、
ということ。

その理由は、現代の生活様式が、
『自然』から遠ざかっている場合が
多いから。ということ。

その中でも、一番大切な
『自然から遠ざかった生活リズム』について
お伝えしました。



今日は、二番目に大切な『食』について、
2つに分けて、お伝えします。

自然から遠ざかった食事

赤ちゃんが、たくさん生まれていた
時代は、今よりも穀物
しっかり食べていました。
穀物の中でも、米を主食としていました。

現代は、朝食をパンで済ます人も
多く、フルーツのみやシリアルも
流行しています。
そのうえ、ランチにパスタやピザ、
ラーメンやうどんを食べると、
朝から、小麦しか食べていない、
つまり、
米を食べていないということに
なります。

日本という国は、
『瑞穂の国』とも呼ばれ、
昔から、主食として米を
食べてきました。
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『自然から遠ざかった食事』とは、
つまり、
世界遺産にも登録された
日本食を、
食べていない食事
ということになります。

自然から遠ざかった食材

赤ちゃんが、たくさん生まれていた
時代は、今よりも流通が発達
していませんでした。
結果的に、近くで取れた新鮮な
旬の野菜を食べていました。

現代は、地球の裏側で取れたものも
スーパーに安価で並んでいます。

季節外れの栽培は、
(自然に逆らうことになるので)
虫や病害虫の可能性が高くなるため
農薬を使う頻度も高くなります。


電気やガスが安定供給されるようになり
食材にしっかり火を通せるように
なった代わりに、
なんでも柔らかく調理できるように
なりました。
噛む力が落ちてきているという指摘も
あります。


また、加工食品、総菜品、冷凍食品、
半調理品など、食の選択が広がりました。
その代わりに、保存性を高めたり、
見た目を向上させたり、食感をよくしたり
様々な理由で、多くの食品添加物
使われています。



このように考えると、
『自然出産をする と 決意する』ということは、
つまり、これらの3つのことを、
しっかり実践する ということになります。

身体を整え、
食を整え、
そして、心が整ってくると、ようやく、
身体の中からの本能が発現しやすくなり、
自然出産に近づきます。


つまり、

『自然出産をする と 決意する』ということは、

1.生活リズムを整え、
2.主食である米をしっかり摂り、
3.新鮮な旬の食材で食卓を整える
ということ。

一日の身体の疲れは、寝ている間に
回復します。
当たり前ですが、夜は、寝ましょう。

身体は、食べたもので作られます。
胎児の身体は、母体を通して
作られます。
妊娠する3カ月前くらいから
理想的な食生活ができるといいですね。


習慣というのは、なかなか変えられない
かもしれません。
でも、女性は、妊娠したことを きっかけに
変えることができます。
「この子のために」と思うと、
がんばれることが、あります。

無理しすぎず、
できることから、ひとつずつ、
あなたの暮らしに、『自然なこと』を
取り入れてみましょう。

料理は苦手、という女性が増えました。
得意になる必要はありません。
丈夫な身体を作るための食事のルールは、
案外、シンプルです。
大事なことは、継続する ということ。


妊娠には、終わりがあります。
”出産するまでは”という期間限定なら
なんとかやれそう、と思うこともあります。

おなかの赤ちゃんから、
体調の変化というメッセージを通して
教えてもらえることも、あります。

そして、助産院なら、
『自然』について、おそらく
教えてもらえることでしょう。
変わろうとする あなたに、
寄り添ってもくれることでしょう。
自然出産するためには、身体づくりが
欠かせないからです。
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そして、このとき、身についた
暮らしの知恵は、きっと、
その後のあなたの人生を
豊かなものにしてくれることでしょう。
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